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2006年11月29日

保護者調査 「いじめ」経験 27.6% 

 ■被害の1割 「学校など対応せず」

 現在、過去を問わず自分の子供が「いじめにあったことがある」という保護者が27・6%に達していることが、内閣府が実施した調査で分かった。教員、学校、教育委員会に相談したいじめ被害者の保護者のうち9・3%は「いずれも対応してくれなかった」と回答し、一部の現場で誠実な対応がとられていない現状が浮かび上がった。

 調査は内閣府が今月3日、民間調査会社を通じてインターネットで実施。小中高に通う児童・生徒の保護者2384人から回答を得た。

 調査結果によると、いじめ被害について「以前あった」とする回答は25・5%を占め、「今ある」のは2・1%。現在進行形の被害者の出現率は、小学校低学年では1・6%だったが、高学年になると2・9%に増加し、中学生は2・6%で、高校生はいなかった。

 いじめの具体的内容(複数回答)をたずねると、「悪口・からかい」が76・5%と大半を占めた。「仲間はずれ・無視」も過半数に達し、「殴る・けるといった暴力」も2割を超えた。

 保護者がいじめに気づいたきっかけは「本人が打ち明けた」が78・9%と圧倒的に多かった。他者から連絡を受けたケースは、「子供の友人やその保護者から連絡」(15・5%)「学校から報告」(10・9%)-など少数だった。

 保護者のいじめへの対応では「家族で話し合った」「担任に相談」がいずれも6割超。市区町村の教育相談所などに相談したのは2・3%にとどまった。教員、学校、教委に相談した結果、「担任が対応した」のは76・4%と多かったが、「いずれも対応してくれなかった」との回答は9・3%に達した。

 いじめ対応などを理由に、就学すべき学校が指定された後に学校を変更できる制度を「知らない」保護者は73・0%を占め、浸透していない実情も浮き彫りになった。
(産経新聞) - 11月28日16時27分更新