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対人コミュニケーションが苦手な子供への声かけ指導法

2015/12/17

水戸市在住のSさん(中2)は、自閉症スペクトラムを抱えていましたが、素直で優しく、探究心の強い生徒でした。

人とコミュニケーションをとることが苦手で、最初は声をかけても黙り込んでしまうことも多くありました。

しかし慣れてくると、

わかりません。

そうですね。

など、少しずつ言葉を返してくれるようになりました。

ご自宅の最寄り駅から徒歩十分ほどのところに塾がありますが、自閉症スペクトラムの生徒さんにも対応した指導ができるということでプロ家庭教師のジャンプに入会されました。

指導内容は、授業と並行した内容の計算や漢字を練習でした。

理解力に優れ、計算の仕方は1度解説すると、その場ですぐに解けるようになりました。

一方で、意識して暗記することが苦手なため、方程式など分野によっては解法を定着させるまでに多くの時間を要するものもありました。

表現の変化にも過敏で、問題文の意図を読み取り何を求めるのか理解して進めることに苦労していました。

せっかく学んだことを忘れてしまわないためにも、指導時には定期的に復習をし、宿題では類題を解いてもらうようにし、知識の定着に努めました。

しかし、それでも忘れてしまうことはありました。
それについては、勉強したことやノートを見直してもらうこととともに

『忘れたらまたやればいいんだよ』

と言い聞かせ続けました。

指導を始めて数ヶ月経つと、小テストや試験となるとプレッシャーからパニックになり、様々なことが手につかなくなることがあるということがわかりました。

そこで、指導時にタイムアタックを取り入れ、時間を意識することや意識への負荷をわざとかけてみました。気分や分野によって実施するかどうか決めていましたが、

『先生、ここは時間はかるやつやりますか?』

と聞いてきてくれることもありました。

宿題を出す際にも、できるだけ毎日取り組めるように、
表には計算、裏には漢字
と、1枚の紙におさまる形式日割りにして宿題ファイルに入れておくようなど工夫し、生徒が取り組みやすい学習方法を優先しました。

こういった生徒さんは、天候やその日の出来事でどうしても気分を変えられない場合もあります。
頭を抱えて、机に突っ伏した状態で指導に臨んだこともありました。

そのような時は、大好きなゲームやアニメの話をして、少しでも気分が和らぐように、生徒とのコミュニケーションを重視しました。

生徒が興味を持っていることに私も関心を寄せ、話題を共有することで、生徒の方から、

先生が来たら話そうと思ってたので。

と話したいことを収集してくれるようになりました。

すると次第に、

今日は学校どうだった?

お休みの日は何したの?

などの日常的な問いかけにも、

特に変わったことはありませんでしたが、学活でクラスの畑を整備しました。

日曜日には家族で映画を観に行きました。

と、新たに話題を提供してくれるようになりました。

勉強をきっかけに、生徒自らが自分の気持ちを話してくれるようになったのが嬉しかったです。

生徒が学んだことを一生使える知識として身に付くように、継続的に取り組み、生徒のやる気や自信に繋がるよう丁寧な指導を目指したいと思います。

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